先日、YouTubeを見て居たら

「島田紳助 お笑いの教科書」

と言うタイトルの動画がサムネイルに登場したんで
ちょっと見ました。

すると、冒頭から島田紳助流新世界が連発

ビジネスの世界で最も重要視される価値は
新しい視点(フィルター)を提供することです。

島田紳助さんの伝説のお笑いセミナーから
なぜ、彼が人の心を速攻で惹きつけて
芸能界を引退した今もなお愛され続けるのかがわかります。

では書き起こししました(※一部どうしても聞き取れなかった部分があったのでそこはご了承ください)
ではいきましょう。

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「めっちゃ緊張してんねん。こんなん25年ぶりやから
めっちゃ緊張してます。

えーと、25年前にあのNSCできた時第1回目ん時に
あのこうやって1回だけ授業したことがあって

えー僕とサンマと巨人が別々の日に授業して
えーテレビでもなんべんも言うたことあんのやけど

ほんで、居たちょうどおんなじくらいの人数やな
30…30秒ずつネタを______
やってもらって

こう、たこ焼き食いながら顔はよう見んかったんやけど
んで帰って
ほでーなん時間経って巨人が行って

なん時間経ってさんまが行って
で、たまたま3人がおうて

「行った?行った?」って
で「行った行った」って話をした時に

どやった?って言うた時に

「1組やな」って言ってね
「あー1組なぁ」って「1組だけいるよな」って言うて

でその1組がどんなやつやったって言う会話もせんでもこう
3人ともダウンタウンやってのは明らかに認識できたね。

うん。

全て才能やねん。この世の中、なんの仕事も
で、才能ってのは僕わかりやすく言うと
ごだ、五段階
六段階

0〜ご5まで通知表みたいにあると思うんすでよ
で、努力も0〜5まであんのよ
で、才能5の人間が5の努力をしたらごご25で最高点の結果が出ると。

だからひょっとしたらこのM-1落ちてる君たちん中にも
その、なんか5の努力をしてへんのちゃうかと
ま、やったつもりでいてもすごい間違えた努力をしてるんちゃうかと

ほんなら1くらいの努力しかしてへんかったら
ひょっとしたら才能が3、4あんねんけど
かけたって3、4しかならないっ

いんさんが3で3やと。
そう言う結果しか出てへん子がいるかもしれへんから

あの僕らが伝えられることって努力の方法なんすよ

だから、あのー紳助さんすっげぇ努力したでしょってよう言われて今でもよう努力してはりますよね
すごい勉強してはりますよねって

全くしてないよほんまに

もうこれ嘘やなくって
全く努力なんかしてへんし
全くそんなんしてへん

でそれねぇ、いつもあの掛布さんと仲ええねんけど
掛布さんもねおんなじこと言うのね

$%&’で寝る前毎日ごひゃっかいバット降ってたと。

だからミスタータイガース掛布になれたって言われると

紳助さん違うんですよと

プロんなったら毎日500回ぐらい
全員素振りしてますよと。うん

それを__努力と言えますかねっ言うから
努力ちゃうよなって
俺も言われるよすげぇ努力してるよなって

してないっちゅうね
だから、そ、意識の問題なんすよ

だから、意味なく500回素振りしたら腕太なるだけやねんで

だか掛布さんとおんなじように$%&’の上で毎日500回すぶりしとんやんみんな

でもみんなしてる一生懸命してる
もう筋トレやそんなもんは

練習ならんの

だから意識してそいっ
500回のうちの1回1回に自分のイメージして
向こうへピッチャーがおってそのピッチャーが誰で
何気球目で どこほりよんねかって言うイメージして
意識して1回振ってを500回繰り返してる人間と

一生懸命スイングをはよしよとおもて
振ってんのも筋トレにしかすぎないっすよね

だから僕らの努力もそうなんすよ
だから僕らなんか努力もほんまほとんどしたことないし
ただそのどう意識を持ってどうやってやることが効率的で努力なんかと

ボクサーは1日3時間以上練習したらね
オーバーワークなんのよね

3時間以上練習したらダメんなんの
僕ねものすご漫才師と似てる思うねん

漫才師もねあの異常な練習はダメ」

(3:12まで)
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動画の3:12までの部分を書き起こして見ました。

この伝説のお笑いセミナーは、どうやらNSCでM-1に落ちた人向けの
セミナーみたいなんですが、紳助さんがどうやって彼らに新世界を与えてるのか
読み取れましたか?

島田紳助さんは彼らに短時間で実に2つの新世界を見せます。

【新世界その1】

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「でそれねぇ、いつもあの掛布さんと仲ええねんけど
掛布さんもねおんなじこと言うのね

$%&’で寝る前毎日ごひゃっかいバット降ってたと。
だからミスタータイガース掛布になれたって言われると

紳助さん違うんですよと

プロんなったら毎日500回ぐらい
全員素振りしてますよと。うん」
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新世界その1では本来、何の関係性もなさそうな“野球”の話をされてます。
これは島田紳助さん流の高等な例えのテクニックです。
テクニックというか、抽象度を上げて、下ろしてます。

ビジネスでは抽象と具体を行き来できる人が売れる文章を書けると言われてます。

例えば、分かりにくいSEOの話をするとしましょう。

SEOって要はアクセス集めです。言ってしまえば内部リンクの強化
つまり滞在時間さえ伸ばせれば現在のSEOは勝てます。
だから、記事の中に違う記事のリンクを置くのですが、

これは、リストバンド式のお会計のスーパー銭湯のシステムに似てます。

もう少し話を具体化するために、固有名詞を出しますが
関西で最大級の大きさのスパワールドという温泉施設があります。
ここもリストバンド方式を採用しているのですが

スパワールドの“入場料”は1000円です。
1000円さえ払えば、朝から晩までずっと居ることができます。

施設にはお風呂以外に、レストランはもちろん
プールやジム、理髪店から備え付けの自販機
それにお風呂の中に売店があります。

親子連れで、お母さんが長風呂をしている間、お父さんと子供は暇を持て余してしまいます。
でも、お風呂の中に売店があるので、お父さんはビール、子供はソフトクリームを

食べることができ、お風呂から出ても自販機でジュースを買ったり
ゲームセンターに行ったりと色々できます。

これら全てリストバンドで会計ができるシステムになってます。
リストバンドで支払うので、お金を使った感覚はあまりなく、自然に館内で
お金を使う感じになります。

これと一緒で、SEOを高めるためには
まず入り口になるような検索上位表示を意識した記事を書きます。
(というのは、キーワードを盛り込みまくった記事ということです。)

そして、その記事の中に他の記事のリンクを貼っておいて
「こんな記事もあるんだ」と読ませます。

で、また他の記事に行くと「こんな記事もあるんだ」
と言った感じでどんどんブログの中を探検してもらいます。
すると自然にSEOが上がるというわけです。

今、抽象と具体を行き来したのがわかりましたか?

抽象・・・SEO
具体・・・スパワールドの事例

そして、それぞれの共通点、こんな感じで使います。

島田紳助さんはそれを非常に簡潔にわかりやすく
野球と漫才で話されていますよね。

【新世界その2】

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「ボクサーは1日3時間以上練習したらね
オーバーワークなんのよね

3時間以上練習したらダメんなんの」
==============================

さっきと一緒なんですが、今度は野球から

“ボクサー”の視点、つまり新世界で芸人の皆さんに訴えかけます。

この言葉は恐らくこう言った意味でしょう。

ボクサーは1日3時間以上練習してはいけない。
一見、6時間に渡る筋トレやジャブの練習が良さそうな雰囲気ですが長時間の練習は無意味。
なぜなら、それ以上の練習をしても体力やスタミナ、集中力のことを考えると非効率になってしまうから。

ボクサーは階級を合わせるために、ただでさえ減量しなきゃいけない。
練習であまりカロリー過剰にを使いすぎると、筋肉量の低下にもつながる。
だから、3時間以上の練習は無意味だ。

そして、芸人も全く同じで、1日にそんな数時間も無駄な練習をするなと。
公園や人のいないような場所でよく練習をしている芸人さんを見かけますが
あまり長時間の練習をするとネタになれてしまうんだそうです。

ネタになれるとどうなるかというと、自分たちが納得いくまで練習をすることになります。
だけど、そこにお客さんの姿がないし反応も見れないので
リズム感も掴めない。だから、いざ本番のステージでは面白くないんだそう。

同じ練習をするんだったら、公園とかじゃなくて歩いて、それも早歩きで練習をすれば良いそうです。
人は早歩きで話すとつい早口になってしまいます。
ところが、漫才は一定のリズム感で早歩きだろうが、止まってようが
常に一定のリズム感を保たなければいけない。

だから、長時間の練習ではなく、短時間で歩きながら練習をしろ。
と島田紳助さんはおっしゃってます。

これも、新しい視点というのは一旦抽象度を上げて
具体に落としてますね。
文章で書くよりも話す方が実力が試されます。

文章なら、書き直しが可能ですが、喋りは訂正が効きません。
ですから、言葉選びや場の空気の作り方やお客さんの温度感なんかを
瞬時に判断して話す必要があるのですが、島田紳助さんはそれを目にも止まらぬ速さで
さらっとこなされていますね。

だから、島田紳助さんは伝説なんですが。

とここまでは【新世界】の観点から島田紳助さんの伝説のセミナーを解説しました。

今度は<コピーライティング>の観点から少し解説したいと思います。
<コピーライティング>


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「めっちゃ緊張してんねん。こんなん25年ぶりやから
めっちゃ緊張してます。

えーと、25年前にあのNSCできた時第1回目ん時に
あのこうやって1回だけ授業したことがあって
えー僕とサンマと巨人が別々の日に授業して
えーテレビでもなんべんも言うたことあんのやけど

ほんで、居たちょうどおんなじくらいの人数やな
30…30秒ずつネタを______
やってもらって

こう、たこ焼き食いながら顔はよう見んかったんやけど
んで帰って
ほでーなん時間経って巨人が行って
なん時間経ってさんまが行って
で、たまたま3人がおうて

「行った?行った?」って
で「行った行った」って話をした時に

どやった?って言うた時に

「1組やな」って言ってね
「あー1組なぁ」って「1組だけいるよな」って言うて

でその1組がどんなやつやったって言う会話もせんでもこう
3人ともダウンタウンやってのは明らかに認識できたね。

うん。」
==========================

島田紳助さんのセミナーの話だしの部分ですが、コピーライティング的に言うと
導入部分になります。ここではまず、自分=島田紳助さんを登場させていますね。
そして、これからどんな話を君たちにするか。という方向性も話してます。

ターゲットは目の前にいる現役NSC生です。
彼らが響く言葉は当然、お笑いの巨匠の歴史(テクニックで言う権威性)とか
島田紳助さんがここNSCで講師をされていた歴史だったりします。

テレビ(理想の未来)というワードも彼らの憧れですよね。
みんな若手の芸人はテレビに出たがってますから。

次にコピーライティング的なテクニックでは<五感に訴えかける>ということをされてます。

<五感に訴えかける>


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「こう、たこ焼き食いながら顔はよう見んかったんやけど
んで帰って
ほでーなん時間経って巨人が行って
なん時間経ってさんまが行って
で、たまたま3人がおうて

「行った?行った?」って
で「行った行った」って話をした時に

どやった?って言うた時に」
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たこ焼きという超具体的な食べ物を出し、それを食いながらというのは
視覚や嗅覚に訴えかけますね。
こうすることによって、その時の情景をとても想像しやすいです。

あと、25年前とか1回だけとかって数字を使って
時系列で話すことで話がとても理解しやすいです。
(↑数字、時系列、これもコピーライティングのテクニックです。)

最後にオチを持って来ます。
最後はコピーライティング的にいうと【ギャップ】を使ってます。
【ギャップ】
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「1組やな」って言ってね
「あー1組なぁ」って「1組だけいるよな」って言うて

でその1組がどんなやつやったって言う会話もせんでもこう
3人ともダウンタウンやってのは明らかに認識できたね。

うん。」
==========================

もう、芸術レベルで感動ですね。

だって、この話、おもんない人が普通に話せばこうです。

「審査員が3人居て、面白い人居た?って聞いてん。
そしたら、みんなダウンタウンだけが印象に残ってたって、
口に出さなくてもわかってたみたい」
おもんないですね。

では、なぜ、島田紳助さんの言葉選びが面白いというか
惹きつけられるのでしょう。
それはギャップをうまく使ってるからです。
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「1組やな」って言ってね
「あー1組なぁ」って「1組だけいるよな」って言うて

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ここを聞くと、なんとなく「あー、もうすぐ来る来る」って感じわかります?
で、想像を掻き立てといて
==========================
でその1組がどんなやつやったって言う会話もせんでもこう
3人ともダウンタウンやってのは明らかに認識できたね。

うん。」
==========================
どんなやつ=想像します。
オチダウンタウンだった。と見事に綺麗に置きに行ってます。
ってのを島田紳助節で語ってますね。

ギャップとは少し違うかもしれませんが、
想像を引き立てておいて、ちょっと違った切り口で物事を見せる
これもよくコピーライティングで使われるテクニックですね。

例えば「売れる文章の書き方」を説明するときに

「売れる文章を書くときのコツは、誰に何をどうやってを
意識すると売れる文章が書けるようになります。」

っていうのよりかは

「酒を小学生に必死に売り込んでもまず売れないっすよね。
だったら、西成行って不労者の人に売った方が儲かるわけですよ。
この誰に何をが間違うと掛け算が成立しなくなる。つまり0点になるんです」

とかって具体例を交えながら売れる文章の書き方を解説した方が
圧倒的にわかりやすくて、説得力もありますよね。

ってことで、まとまってませんが

島田紳助さんの伝説のお笑いセミナーを
【新世界】の提供と<コピーライティング>的に見たテクニック
に応用して勝手に解説しました。

最後まで動画見たんですが、1:39:08あたりから
復習動画?みたいな「それ、さっき見たやつやん」って流れになります。

お笑いのセンス以外に話術のセンスを勉強する。
すなわち、ライティングの勉強に繋がります。

この動画の全貌を知りたい方は下記の動画を見てください。
(↑煽り系の文章になってますが、僕のアカウントでもないし
他人のアップロードした動画ですので売り込みなんてもちろんないので
ご安心をw)

ではどうぞ。

「島田紳助 お笑いの教科書」https://www.youtube.com/watch?v=ACs0N_7EV-s